レーダー照射問題で見える課題
さすがの穏やかな日本人も今回のレーダー照射問題では韓国にかなり否定的だ。
ただ感情的になり、論点がズレてしまっている。
今回、ポイントは一点「哨戒機がFCレーダーを照射されたことで任務を中断して退避し
たこと」のみである。
これは相手が韓国だろうがロシアだろうが中国であろうが同じだ。
例えば、あなたが住む町の警官が市民からの通報を受けて不審者に注意に行ったかと思
えば、逆に凄まれて帰ってきたと聞いたらどう思うか。
それと同じようなことが現実に起きたのである。
その不審者の不道徳を批判するより、今後警察はどう対応していくのかが最優先だろ
う。
確かに哨戒機のパイロットは冷静な対応をしたと思うし、
大きな制限・制約が課せられている自衛隊には何の罪もない。
むしろ放置してきた歴代政権、そして見て見ぬふりをしてきた私たち国民の無責任さが
招いた事態である。
まずは諸外国が「日本の哨戒機の動きを封じるのは今後厳しいな」と思うような対策・
対応を議論し、必ず実行すべきだ。(議論して終わりにケースが多い)
それが現実に即した本質的な議論なのではないだろうか。
それを支えるのは、国民が国際社会の本質を理解し、
正しく政権を批判・監視し、正しい決断をしていると思えば全面的にバックアップする
ことなのだ。