超絶凄いアスリート【第1回】
私はスポーツが好きである。
そして割と幅広く見る。
そんな私から見てもこの選手はすごい!と衝撃を覚えた選手を紹介し、
その驚きと感動を分かち合いたいと思う。
さて皆さんは日本が世界に誇るスポーツ選手と言えば、果たして誰を思い浮かべるであろうか?
タイムリーなところで言えば、全米オープンに続いて全豪オープンを制した大坂なおみ選手だろうか。
或いは、前人未到のオリンピックを連続優勝した羽生結弦選手や
ボクシングで圧倒的な強さを誇る井上尚弥選手であろうか。
私は迷わず、他の誰でもないこの選手を挙げたい。
女子卓球の伊藤美誠選手だ。
全日本選手権連続三冠を達成したことも確かに素晴らしいのだが、
私が思わず唸ったのは、昨年のスウェーデンオープンでの戦いぶりだ。
伊藤選手は準々決勝で世界ランキング6位の劉詩文選手、準決勝では同2位の丁寧選手(リオオリンピックの金メダリスト)、
そして決勝においては同1位の朱雨玲選手をと次々と圧倒的な強さで下し見事優勝したのだ。
私は3試合とも見たのだが、中国選手のあのような表情は見たことがない。
伊藤選手の強さに驚きを隠しきれないといった表情であった。
確かに羽生選手や井上選手も圧倒的強さで勝利を重ねている。
だが、女子卓球において中国の牙城を圧倒的に破壊したという意味はとてつもなく大きい。
(現在、世界ランキングのベスト5の内4人は中国の選手であり、
リオオリンピックにおいては男女共に個人は金・銀メダル獲得、団体も金メダル獲得)
何故なら、私が知る限り、卓球における中国ほど圧倒的な強さを誇るスポーツ・国はほとんどないからだ。
それを考えれば、伊藤選手の圧勝はサッカーで言えば日本がブラジルを圧倒して優勝したより偉業だと言える。
因みに伊藤選手は中国ではその強さから「大魔王」と呼ばれている。
愛くるしい表情を見せる「大魔王」の活躍は止まりそうにない。